「投げるときに打ちたい」 “リアル二刀流”は大谷翔平の意向、マドン監督明かす

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

前回登板に続き投打同時出場、30日ドジャース戦は「2番・投手」

■ドジャース – エンゼルス(オープン戦・日本時間30日・ロサンゼルス)

 エンゼルス・大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・ドジャースとのオープン戦で「2番・投手」で先発出場する。投打同時出場は、前回登板21日(同22日)に続いて2週連続。“リアル二刀流”は、大谷の意向を尊重したとジョー・マドン監督が試合前の会見で明かした。

 大谷は前回21日のパドレス戦で、4回5奪三振2安打1失点。渡米後最速となる101.9マイル(約164.0キロ)を記録した。今回の登板について、マドン監督は「昨日の試合前に、彼に『今日打ちたい? 明日マウンドに上がるけど、どうしたい?』と聞いたら『今日よりも、明日投げるときに打ちたい』と答えていた。彼が思ったままの意見だった」と経緯を説明した。

 大谷の考えについて「彼は登板日に打席に立つことに興味を抱いていることは私はわかっている。それは素晴らしいことだと思う。我々がどういう決断を下すのか、私自身興味深いと思っている」と強調。それを踏まえ「彼が休養が必要なのか、それとも(打者として)出場したいのかに関して、我々がこれまで考えたこともない状況も起こることだろう」と見据えた。

 シーズン前から、大谷と積極的なコミュニケーションを掲げていた指揮官。通訳を務める水原一平氏の存在も挙げ「イッペイは素晴らしい。イッペイの存在なしに、ショウヘイとは完全に話はできない」とも。互いの意見や感覚を伝え合えているとした上で「彼は本音で話してくれるし、それは我々にとって必要なこと。英語もみんなが思っているより理解していると思う。よく話を聞いている。彼が本当はどう感じているのか、彼の状態を私に快く話してくれている関係になっていると思う。彼は遠慮していることもない」とうなずいた。

(Full-Count編集部)

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