大谷翔平は「歴史的シーズンを送る可能性」 MVP予想でトラウトに次いで2位に

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

CY賞予想ではダルビッシュが3位、前田健太が4位の票を集めた

 2021年のメジャーリーグが1日(日本時間2日)にいよいよ開幕する。MLB公式サイトが両リーグMVP、サイ・ヤング賞、新人王、最優秀監督賞を100人の専門家に予想してもらったところ、日本選手ではエンゼルス大谷翔平投手がア・リーグMVP予想で2番目の票を集め、パドレスのダルビッシュ有投手、ツインズ前田健太投手はサイ・ヤング賞候補に名を連ねている。

 ア・リーグのMVP予想で最も票集めたのはエンゼルスのマイク・トラウト外野手で53票。「迷ったらトラウトを選べ。それがMLB公式の投票者がしたことだ。このスーパースターは3度のMVPを受賞し、2位には4度、5位以内にはさらに2度選ばれている。つまり、メジャーに定着してからの9年間で9回MVP投票のトップ5に入っているということだ」と記事は過去の華々しい実績を説明。「4回以上MVPを受賞しているのはバリー・ボンズ(通算7度受賞)だけであり、トラウトは今年そこに加われるかもしれない」としている。

 トラウトに続いたのが大谷。10票を集めた。「2位につけたのは興味深い選手だった。トラウトのチームメートである二刀流のスターで、2021年にマウンドと打席で最高の形に戻ることができれば、歴史的なシーズンを送る可能性を秘めた選手だ」と評している。

 オープン戦では打率.548(31打数17安打)、5本塁打と打撃絶好調。投手としてはオープン戦最終登板となった3月29日(日本時間3月30日)のドジャース戦で右手中指マメを潰すアクシデントに見舞われたが、3月21日(同3月22日)のパドレス戦では渡米後最速の101.9マイル(約164.0キロ)を計測した。投打に輝きを放てばMVPも現実のものになるかもしれない。

 また、ダルビッシュはナ・リーグのサイ・ヤング賞予想で3位の7票、前田はア・リーグのサイ・ヤング賞予想で4位タイの2票を得ている。

【表】MLB公式サイト予想の両リーグMVP、CY賞受賞者の得票数一覧

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