王者ドジャースは黒星発進、カーショー6回途中6失点 指揮官「良いプレー出来ず」

先発したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:AP】
先発したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:AP】

2度同点に追いつくも…エースが度重なる失点

■ロッキーズ 8ー5 ドジャース(日本時間2日・コロラド)

 昨季のワールドシリーズ王者・ドジャースは1日(日本時間2日)、敵地でロッキーズとの開幕戦の臨み、5-8で敗れた。開幕投手を務めたエースのクレイトン・カーショー投手が5回2/3を10安打6失点(自責点5)と役目を果たせなかった。

 ドジャースは3回に1点を先制するも、その裏に2失点。5回には2死三塁からラックスのタイムリーで同点に追いつくも、その裏に2点を勝ち越された。6回には無死満塁の好機をつくって犠飛と適時打でさらに同点に追いつくも、またもその裏に2点を奪われた。7回にも2点を追加されて試合は決した。

 MLB公式サイトは、1998年~2000年に3連覇したヤンキース以来の連覇に向けて黒星スタートになったことに触れ、指揮官の談話を掲載。ロバーツ監督は「正直に言って今日の試合は、我々らしい良い野球が出来なかった。試合開始から終了まで、良いプレーが出来なかった」と振り返った。

 球団歴代最多となる9度目の開幕マウンドに立ったカーショーについて指揮官は「彼のスライダーはすごくキレがあったわけではなかった。しかしそれでもなお、彼は勝つチャンスを我々に与えてくれた」と評価。過去8度の開幕戦での登板で5勝1敗、防御率1.05と抜群の安定感を誇っていたが、この日は精彩を欠いた。

 そのエースは「素晴らしい出来ではなかった」と総括。MLB公式によると、カーショーに対してロッキーズ打線は43回スイングし、うち空振りは5回だけだったと指摘。投げたスライダー全球のうち5球を安打にしたことにも触れた。エースを擁して開幕戦を落とした世界王者。今季も強烈な強さを誇るのか注目が集まる。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY