“田中将大の代役”でヤ軍入り、クルーバーが今季初登板 2失点に指揮官は評価

ブルージェイズ戦で今季初登板初先発したヤンキースのコーリー・クルーバー【写真:AP】
ブルージェイズ戦で今季初登板初先発したヤンキースのコーリー・クルーバー【写真:AP】

レンジャーズから年俸12億円でヤンキースに移籍

■ヤンキース 5ー3 Bジェイズ(日本時間4日・ニューヨーク)

 レンジャーズから今季ヤンキースに移籍したコーリー・クルーバー投手が3日(日本時間4日)、本拠地でのブルージェイズ戦で今季初登板初先発した。4回0/3を投げ、5安打2失点。アーロン・ブーン監督は「コーリーは良い球を投げていた」と称えた。

 クルーバーは3回に1点を失うと、5回に先頭で迎えたセミエンから被弾。直後に降板が告げられた。74球を投げ、5奪三振4四死球。登板後には「マウンドに上がって仲間たちと共に闘った時間が楽しかった。全体的には、必要な場面で投げきることができた。カウントが不利な状況で、そこから(四球を出さずに)立て直すことができなかったときもあったが、ピンチの場面では自分の意図した球が投げられた」と語った。

 オフに年俸1100万ドル(約12億1700万円)で加入。2014年、2017年にサイ・ヤング賞を獲得した右腕は、2019年に腕を骨折し以降はわずか2勝にとどまっていた。田中将大と再契約せずにクルーバーを獲得したことに「最大の失敗となる可能性」と辛辣に予想するメディアもあった。

 勝ち負けはつかなかったが、指揮官は「最初の数回は非常に簡単に終わらせていた。その後少し球数を要した場面があって、彼は若干コントロールを失っていた。しかし球の動きや(内外角への)出し入れは非常に良かったと思う」と投球を総括。“田中の代役”は再び輝きを取り戻すのか、注目される。

(Full-Count編集部)

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