12日間白星なしも「少しずつ…」 DeNA三浦監督が暗中模索で見出す浮上の兆し
神里起用も…大野雄の前に3打数無安打、8回に代打の桑原も快音残せず
しかし、大野雄ほどの投手になると、同じ相手に2度続けて打ち込まれることは少ない。神里はこの日、3打数1安打。4回先頭で迎えた第2打席に遊撃内野安打で出塁し、直後に二盗も決めたが、後続が打ち取られて得点には繋がらなかった。桑原は8回、先頭の大和の代打で登場したが、止めたバットに投球が当たり、二ゴロに倒れた。大野雄に8回まで3安打無得点に抑えられ、9回は守護神R・マルティネスの前に3者凡退に終わったのだった。
また、リーグトップの18打点を挙げているドラフト2位ルーキー・牧秀悟内野手も、相手に研究されつつあるようだ。得点圏打率.400の勝負強さを買われ、18日の巨人戦から5番に配置転換されているが、2試合で計7打数無安打。開幕から3番、オースティンのスタメン復帰後は2番をこなしてきたが、5番は勝手が違うのかもしれない。
三浦監督は「勝ちにはつながっていないが、少しずつ歯車は合い始めている。こういう試合を続けていれば、必ずや道は開けると思う」と前向きに語った。試行錯誤の日々が続く。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)