パ・リーグの今季のトレンド? 各球団で不可欠となりつつある若手左腕たち

2年目とは思えぬ安定感を見せているオリックスの19歳・宮城

○宮城大弥投手(オリックス)

 沖縄の強豪・興南高でエースとして活躍し、2019年のドラフト1位でオリックスに入団。2020年は高卒ルーキーながら2軍で13試合に登板して6勝2敗、防御率2.72と活躍してウエスタン・リーグの最多勝にも輝いた。1軍でも3試合に先発してプロ初勝利も記録し、その才能の一端を示した。2年目の今季は開幕ローテ入りし、開幕2戦目の3月27日の西武戦で7回2失点(自責点1)と快投し、チームに今季初白星をもたらした。

 その後も開幕から3試合続けてハイクオリティスタート(7回以上自責点2以下)を達成し、19歳の若さながら抜群の安定感を発揮している。速球と大きく曲がるスライダーに加えて、球速が遅く落差の大きなカーブ、同じくブレーキの利いたチェンジアップを投げ分ける投球は威力十分。球速の面でも変化の面でも、打者にとっては的が絞りづらい投手だ。4月23日に急性胃腸炎で抹消となったが、一気にリーグを代表する左の先発へと飛躍を果たしそうな気配だ。

○北浦竜次投手(日本ハム)

 白鴎大足利高から2017年のドラフト5位で日本ハムに入団。プロ3年目の2020年には2軍で防御率1.74と安定した投球を続け、イースタン・リーグで最優秀防御率のタイトルを獲得した。鎌ケ谷での好投が認められ、同年8月14日には1軍で先発のチャンスも得たが、1アウトしか取れずに5失点(自責点4)でKO。1軍では3試合の登板で防御率16.20と結果を残せなかった。

 今季はリリーフとして開幕1軍入りを果たすと、4点ビハインドの3月28日の楽天戦で2回無失点、7点ビハインドの4月2日のロッテ戦で3回無失点と、相手打線が勢いづいた状況からリリーフとして登板し、いずれも好投して火消しに成功した。1/3回で2失点を喫した4月6日のソフトバンク戦後に登録を抹消されたが、鍛えられた足腰が生み出すキレのある速球を武器に、再び1軍の舞台で成長を示せるかに注目だ。

育成契約への移行を経験した楽天の渡邊はサイドスロー転向が転機に

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