大谷翔平、リアル二刀流で1072日ぶり勝利の権利 5回まで9奪三振4失点、最速160キロ
「2番・投手」でメジャー2度目の投打同時出場、2回に逆転劇を呼び込む右翼線2点二塁打
■レンジャーズ ー エンゼルス(日本時間27日・テキサス)
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地のレンジャーズ戦で「2番・投手」で先発した。指名打者制を解除した投打同時出場は22日ぶりメジャー2度目。2回の第2打席で右翼線2点二塁打を放つと、投球では5回まで9奪三振3安打4失点。今季初勝利の権利を手にした。
初回1死一、二塁からロウに右越え3ランを被弾。さらに2者連続四死球、暴投で同二、三塁とし、ダールの右犠飛で4点目を許した。大荒れの立ち上がりとなったが、2回から立ち直った。2回から3イニング連続で3者凡退。5者連続三振を奪った。5回まで3安打4失点、2四球9奪三振。フォーシームの最速は99.3マイル(約159.8キロ)。
打撃では初回に四球で出塁し、ウォルシュの右前打で先制のホームへ。3点を追う2回2死一、二塁の右翼線2点二塁打を放ち、自らを援護した。
今季3度目のマウンドでは今季初勝利を目指す。中5日を空けての登板で、勝てば2018年5月20日(同21日)の本拠地・レイズ戦以来1072日ぶりの勝ち星となる。球団によると、メジャー最多本塁打の選手が先発登板するのは1921年6月13日のベーブ・ルース(ヤンキース)以来100年ぶり。当時のルースはメジャー1位の19本塁打でタイガース戦に「3番・投手」で先発。5回5安打4失点で勝ち投手となり、打撃では3打数2安打2本塁打3打点2四球と活躍した。