大谷翔平、初回4失点から無失点の“変貌”に地元紙称賛 「そこから全てが変わった」

日本時間27日のレンジャーズ戦で「2番・投手」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
日本時間27日のレンジャーズ戦で「2番・投手」で先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

“リアル二刀流”で今季初勝利をマークした大谷

■エンゼルス 9ー4 レンジャーズ(日本時間27日・テキサス)

 エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地のレンジャーズ戦で「2番・投手」で先発出場。5回9奪三振3安打4失点で1072日ぶりとなる白星を挙げた。打っても3打数2安打2打点3得点の活躍に地元紙も「最終的に見事な投球、自分自身を大いに助けた」と称賛した。

 大谷は初回に3ランを浴びるなど制球を乱し4失点。不安な立ち上がりを見せたが2回から5回まで無失点で切り抜け、9奪三振の力投。打撃では初回に四球で出塁し、ウォルシュの右前打で生還。さらに3点を追う2回2死一、二塁では右翼線2点二塁打、6回には三塁前へ絶妙なバント安打を決め、1試合3得点と勝利に貢献した。

 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「立ち上がりこそ悲惨な内容でありながら、最終的に見事な投球をする」と伝え、“リアル二刀流”での初勝利を称えた。2回以降に見せた好投に「そこから全てが変わった」と変貌ぶりに注目し「90マイル後半の直球のコントロールと破壊力抜群のスプリットの感触を取り戻した」と伝えていた。

 大谷自身はこの日の制球力については「5点ぐらい」と辛口採点。それでも本塁打数トップに立つ選手が先発登板するのは、1921年6月13日のタイガース戦で先発したベーブ・ルース以来、100年ぶり。さらにア・リーグの投手で2安打3得点を記録するのは、1971年5月1日のジム・ペリー氏以来50年ぶりと歴史的な記録を達成し全米を驚愕させた。

(Full-Count編集部)

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