打撃内容が“大幅改善” 驚弾連発の佐藤輝明、データが裏付ける開幕1か月の進化

開幕後1か月で大きな変化を見せる「Z-contact%」と「O-Swing%」

 その1つがストライクゾーン内のボールに対して、バットをコンタクトさせる割合を示す「Z-Contact%」だ。直近10試合あたりのこの割合が、開幕後は60%前後で推移を続けていたが、4月後半からこの数字が右肩上がりで上昇していっている。

 4月25日には直近10試合あたりの「Z-contact%」が70%を超え、5月2日の広島戦を終えた段階では、それが80.4%にまで上がっている。プロのボールへの適応が進み、ストライクゾーンのボールに空振りする確率が大きく減っているのだ。

 また、ボール球に手を出す「O-Swing%」も大幅に良化していっている。こちらは開幕後、40%から50%の間で推移していたが、4月下旬から徐々にパーセンテージが低下。2日の広島戦が終わった段階で、直近10試合あたりの「O-Swing%」は33.9%となっている。

 開幕当初はゾーン内で空振りしたり、ボール球に手を出してバットが空を斬ることも多かった佐藤輝だが、開幕から1か月が経つ頃から、徐々に適応が進んできているのだろう。新人離れしたパワーに加え、ボールの見極めが進んできていることから、今後はこれまで以上の活躍さえも期待できそうだ。

(Full-Count編集部)

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