イチロー氏も認めた才能開花か オリ宗が4打席連続四球で存在感「状況を把握して」

三塁中心に中堅、一塁、右翼をこなす器用さも

 翌4日は「1番・三塁」に格上げ。初回先頭で3球ファウルで粘り、9球目を選んで四球で出塁したのをはじめ、なんと4打席連続四球。そのうち2度ホームに生還した。8回の第5打席だけは三直に倒れたが、中嶋監督は「いつもヒットを打つというわけにはいかないけれど、ああやって相手投手にプレッシャーをかけていくのは大事」と称えた。

 今季も三塁を中心に、中堅、一塁、右翼と既に4つのポジションでプレー。類まれな能力は入団当初から注目され、オリックスの大先輩にあたるイチロー氏からも「いいね。バッティングが柔らかい」と褒められたほどだが、いまだレギュラー定着には至っていない。

 今季は19歳の紅林弘太郎内野手、20歳の太田椋内野手らが台頭してスタメン出場を増やしている。年下から突き上げられ尻に火がついたか。「ここ数試合は集中して、状況とかを自分で把握して打席に入れています」という宗に、華々しいブレークの予感が漂っている。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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