「私たちもオオタニを手に入れた!」 22歳右腕の“特大満塁弾”が「とても美しい」

投手として先発した試合で満塁弾を放ったブレーブスのワスカル・イノーア【写真:AP】
投手として先発した試合で満塁弾を放ったブレーブスのワスカル・イノーア【写真:AP】

イノーアは7回1失点&満弾、シーズは6回無失点&3の3と投打に活躍

■ブレーブス 6ー1 ナショナルズ(日本時間5日・ワシントン)

 ブレーブスのワスカル・イノーア投手が4日(日本時間5日)の敵地でのナショナルズ戦に「9番・投手」で出場。投げては7回4安打2四球4奪三振1失点(自責0)で3勝目(1敗)を挙げ、打っては6回に2号満塁弾を放ち、投打にわたって活躍した。また、ホワイトソックスのディラン・シーズ投手は同日の敵地でのレッズ戦に「9番・投手」で出場。6回1安打11奪三振無失点で2勝目(0敗)を挙げるとともに、3打数3安打をマークした。

 ドミニカ共和国出身の22歳右腕イノーアが魅せた。2-0で迎えた6回2死満塁でタナー・レイニーから中越え2号弾を放った。打った瞬間にそれとわかる豪快な一撃の映像をMLBが公式ツイッターに投稿するとファンは反応。「イノーアがいればショウヘイはいらない」「とても美しい」「素晴らしい、でもまだオオタニの方が上」「ショウヘイより良い」「ドミニカのオオタニ」「私たちもオオタニを手に入れた!」「センターの奥深くまで…」「そこのけショウヘイ、ここに新たな二刀流選手が!」などと、エンゼルス大谷翔平投手と比較したコメントも目立った。

 一方、FOXスポーツは「ディラン・シーズはア・リーグの投手では(登板試合では)2001年以来となる1試合3安打を記録した!」と伝えた。MLB公式サイトの記者サラ・ラングス氏によると、ある投手が1試合で3安打を放ち、同じ日に別の投手が満塁本塁打を放ったのは1950年9月24日のネッド・ガーバー(3安打)とアーブ・パリカ(満塁弾)以来71年ぶりのことになるという。

 データを専門に扱う米国のスポーツテクノロジー会社「スタッツ・パフォーム」の公式ツイッター「スタッツ・バイ・スタッツ」によると、シーズは近代野球の中で1試合で10奪三振以上、被安打1以下を記録し、打席で3安打以上を記録した2人目の投手となったという。1968年5月8日にキャットフィッシュ・ハンターが完全試合を達成した以来、53年ぶりの快挙だった。

【動画】「ドミニカのオオタニ」と称されたイノーアの満塁弾

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