「ヒットのチャンスは0%」右か左か…見極め不能の“分裂魔球”に米衝撃

パイレーツ戦に先発したレッズのソニー・グレイ【写真:AP】
パイレーツ戦に先発したレッズのソニー・グレイ【写真:AP】

レッズのグレイが投じるツーシームとスライダーの軌道が…

■レッズ 5ー1 パイレーツ(日本時間13日・ピッツバーグ)

 レッズのソニー・グレイ投手が操る2種類の“魔球”が米で話題を集めている。途中までツーシーム、スライダーが同じ軌道で向かっていく動画にファンも「ヒットにするチャンスは0%」「正気じゃない」と驚きの声を上げている。

 打者にとってはこれほど嫌なボールの軌道はないだろう。グレイは12日(日本時間13日)のパイレーツ戦に先発し5回途中7安打1失点の粘投を見せたが3回1死一塁の場面で右打者・エバンスに投じた左右の変化が凄まじかった。

 まずは初球に外角から内角にえぐる93マイル(約150キロ)のツーシーム、さらに5球目には84マイル(約135キロ)のスライダーを投じた。この2球はベース直前まで全く同じ軌道を描いていたことを「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる米国の投球分析家ロブ・フリードマン氏が分析。

 自身のツイッターでは「グレイの93マイルのツーシームと84マイルのブレーキングボールのオーバーレイ」と綴り、2球種を重ね合わせた動画を公開。ベース手前から分裂するかのような“芸術投球”にファンも「直前まで区別がつかない」「完璧に反対方向に分かれている」「ヒットにするチャンスは0%」「公平じゃない」「冗談だろ……」と唖然とした様子だった。

【動画】ツーシーム、スライダー? ベース手前まで同じ軌道の2種類の魔球

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