菊池雄星、背筋部の痙攣は「問題ない」 指揮官が明言「これまで通りの調整を行った」

マリナーズ・菊池雄星【写真:AP】
マリナーズ・菊池雄星【写真:AP】

25日のアスレチックス戦で2勝目も背中に違和感を訴えて降板した

 マリナーズのスコット・サービス監督は25日(日本時間26日)のオンライン会見で、前日の登板で左背筋部に痙攣(けいれん)を起こし、7回途中で降板した菊池雄星投手について「ユウセイは早出でキャッチボールを行うなど、これまで通りの調整を行った。患部に問題ない」と、一夜明けた状態を説明した。

 菊池は、24日(同25日)の敵地オークランドでのアスレチックス戦で、これまで苦手としてきた相手を本塁打1本に抑える力投で、2勝目(3敗)を挙げたが、7回の先頭打者に内野安打を許した際に、背中に違和感を訴え88球でマウンドを譲った。西武時代には同じ症状で続投したことが肉離れにつながり、数か月の離脱を余儀なくされた経験があり、大事を取り交代。試合後には、次回登板について「予定通り行くために降りたので、行くつもり。まったく心配しなくて大丈夫だと思います」と、表情に不安な様子はなかった。

 最速98マイル(約158キロ)の速球を効果的に使い、終始攻める投球でチームの連敗を「6」で止めた左腕は、自己最長の5試合連続クオリティ・スタート(QS、6回以上で自責点3以下)で、9登板中7度目のQSをマーク。チームの先発陣を牽引する存在になっている。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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