巨人、鷹戦14連敗で止める 戸郷5回2失点&中川回跨ぎの執念継投で2年ぶりに勝利

巨人・原辰徳監督【写真:福谷佑介】
巨人・原辰徳監督【写真:福谷佑介】

巨人がソフトバンクに勝つのは2019年6月22日の交流戦第2戦以来、16試合ぶり

■巨人 4ー3 ソフトバンク(30日・PayPayドーム)

 巨人は30日、敵地PayPayドームでのソフトバンク戦に4-3で競り勝ち、ソフトバンク戦の連敗を14で止めた。巨人がソフトバンクから白星をあげるのは2019年6月22日の交流戦第2戦以来、2年ぶりとなった。

 巨人は初回2死二、三塁のチャンスを作ると、スモークが中前へ2点適時打を放ち、3試合連続で初回に2点を先制。2回に先発の戸郷が松田、牧原大に適時打を浴びて同点に追いつかれた。だが、5回に主砲の岡本和が14号ソロを放って勝ち越しに成功。リードを奪うと、8回にスモークが6号ソロを放ってリードを広げた。

 中4日で先発した戸郷が5回2失点と好投すると、中盤以降は執念の継投で逃げ切りを図った。2番手の鍵谷が連打と犠打で1死二、三塁のピンチを招くと、3番手に大江を投入。左腕がこの窮地を脱すると、7回は高梨を投入。2死三塁でバトンを受けたビエイラがバレンティンを一飛に抑えた。8回を中川が封じると、9回も左腕がマウンドへ。左打者が続くホークス打線に1点を返され、2死一、二塁で右の甲斐を迎えると今度はデラロサを投入。守護神がこの窮地を凌ぎ、辛くも逃げ切った。

 ソフトバンクは先発の和田が初回に2失点。同点で迎えた5回には岡本和に痛恨の勝ち越し弾を浴びた。打線は巨人を上回る12安打を放ちながらも、チャンスであと1本がなかなか出ず。16試合ぶりに巨人戦で黒星を喫した。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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