「オオタニよりアメージングなものはない」 二刀流を疑った米記者が絶賛する理由

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

完璧なスイングによる98マイル以上の打球を27回打ち、投手として打たれたのは3回

 今季ここまで打者として15本塁打、投手としても防御率2.72の結果を残し、投打二刀流で米球界に衝撃と与えているエンゼルスの大谷翔平投手。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」では5月のメジャーリーグを回顧する記事を掲載し、大谷より「アメージングなものは何もない」と絶賛している。

 この記事を執筆したのは、大谷のメジャー1年目の開幕前に、投打二刀流に懐疑的なコラムを書いたジェフ・パッサン記者。メジャー4年目を迎え、その結果で二刀流としての地位を認めさせている大谷に対し、“掌返し”でその活躍を褒めたたえている。

 記事では「野球の目的は昔から変わらず、打者はできるだけ強い打球を打ち、投手は強い打球を打たせないようにすること」と指摘した上で、パッサン氏は「この両方を成し遂げているのは同一人物」で「ショウヘイ・オオタニが繰り出す魔法は、毎日のように姿を変えて出現しているように思える」と評している。

 また「現代の選手が投手と打者を同時にこなすなんて、ましてやこれほどエリートなレベルでできるなんて、誰も夢にも思わなかった。98マイル(約157.7キロ)以上で空中に上がった打球はここ5年間で打率.798、長打率2.744と非常に生産性が高い」とも言及。メジャー1年目当時は大谷に懐疑的な目を向けていたパッサン記者もその力を認めている。

 大谷は打者として“完璧なスイング”で捉えた98マイル以上の空中に上がった打球を、リーグ最多の27回放っているという。一方で投手・大谷が同様の打球を打たれたのは僅か3回だけ。今季30イニング以上投げている投手の中では最少だ。防御率(2.72)や奪三振率(12.39)などでも強いインパクトを残しており、大谷の奪三振率を超える先発投手はメッツのデグロムらメジャー30球団でも9人しかいない。

 パッサン氏は“元祖二刀流”ベーブ・ルースが残したという言葉をこう紹介する。

「通常のローテーションで投げつつ、他の全ての試合を別のポジションでプレーすること、またそのペースを何年も続けることはできないと思う」

 その上で同氏は「アメージングなことは毎日起きているが、現在ショウヘイ・オオタニよりもアメージングなものは何もない」と賛辞を惜しまなかった。

(Full-Count編集部)

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