世紀の“失態”犯した一塁手が戦力外に ファン同情「失敗を忘れられないだろう」

パイレーツをDFAとなったウィル・クレイグ【写真:Getty Images】
パイレーツをDFAとなったウィル・クレイグ【写真:Getty Images】

パイレーツはウィル・クレイグをDFAに

 パイレーツは4日(日本時間5日)、ウィル・クレイグ内野手を40人のロースター枠から外す「DFA」の措置を取った。新型コロナウイルス関連の負傷者リストに入っていたJT・ブルベイカー投手を再登録することに伴い、事実上の戦力外に。クレイグは“世紀の珍プレー”を犯した直後とあって、ファンからは同情の声も上がっている。

 まだ記憶も新しい5月27日(同28日)。カブス戦の3回2死二塁だった。ゴロを捕球した三塁手からの送球を受けた一塁のクレイグは、ベースを踏めばアウトなのに、なぜか逆走する打者走者を追った。その間に二塁走者は一気に生還。さらに一塁はガラ空きとなり、打者まで出塁させる始末となった。

 痛恨の失態から8日後、追い討ちをかけるようなDFA。ただ、米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」の記事では「クレイグはあのプレーだけの存在ではない」との趣旨を綴り、かつてプロスペクトであったことにも触れた。

 ファンの反応は様々。「守備の仕方を彼に教えてやってくれ」「1週間遅かった」「当然だな(笑)」などと辛辣な声がある一方で、「彼は精神的なエラーを犯してしまった。キャリアの中でもっと記憶に残るなにかをしますように。この男をあまり酷評しないようにしよう」「同情するよ。あの失敗を忘れることはずっとできないだろうから」と心中を慮るコメントもあった。

(Full-Count編集部)

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