大谷翔平、ボーク連発も3勝目権利 5回まで8奪三振2失点、自打球悶絶後に適時二塁打
5回まで8奪三振5安打2失点、バットでは3回に右中間適時二塁打
■Dバックス ー エンゼルス(日本時間12日・アリゾナ)
エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、指名打者制のない敵地・ダイヤモンドバックス戦で「2番・投手」で出場した。投打同時出場は6度目。自打球が右膝に直撃するアクシデントがあったが、5回まで8奪三振5安打2失点の力投を見せた。フォーシームの最速は99.6マイル(約160.2キロ)。
アクシデントを乗り越えた。1点リードの3回2死一塁の第2打席で、右腕ケリーの内角フォーシームをフルスイング。打球は右膝付近に強打した。「あぁぁ」と絶叫し、その場にうずくまる。その後もプレーを続行し、6球目のシンカーを右中間へ。打球速度114.9マイル(約184.9キロ)の右中間適時二塁打となった。さらに、レンドンの中前適時打で二塁から生還した。
再三ピンチを招いたが、気迫の投球で乗り切った。3回2死二、三塁のピンチではカブレラを98.5マイル(約158.5キロ)の内角フォーシームで空振り三振。雄叫びをあげた。4回1死二、三塁ではケリー、アーメドを2者連続空振り三振に仕留めてガッツポーズ。5回は死球、メジャー初のボークなどで2死二、三塁のピンチを招いてボークで失点。さらにエスコバーの振り逃げの間に2点目を許した。
球団によると、ナ・リーグ本拠地試合で先発投手が打順4番までに入るのは史上初めてだ。この日、ブルージェイズ・ゲレーロJr.が両リーグ単独トップの19号2ランを放ったばかり。本塁打王争いで再び1本差に迫れるか注目だ。