「いざというときは別人に」 大谷翔平、2度ボークの“不満顔”にも捕手は高評価

5回8奪三振2失点と好投したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
5回8奪三振2失点と好投したエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

5回に2度のボーク判定を受け失点、大谷は納得できず不満顔

■エンゼルス 6ー5 Dバックス(日本時間12日・アリゾナ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、指名打者制のない敵地・ダイヤモンドバックス戦で「2番・投手」で出場し、5回を8奪三振5安打2失点の力投も、3勝目はお預けとなった。2度のボーク判定に不服そうな表情を見せたが、捕手のカート・スズキはその様子に「私が見た中で最も感情的なショウヘイだった」と振り返っていた。

 大谷が珍しく感情を露わにした。5回2死一、二塁の場面で二塁牽制の仕草を見せたが、ボークの判定に。不服の表情で“WHY”のポーズを見せるとマドン監督もベンチを出て抗議。だが、判定は変わらず二、三塁となった。その直後、投球動作に入る前に静止していなかったと判断され、再びボークで失点。1イニング2度のボークに首を捻る仕草を見ていた。

 試合後、バッテリーを組んだスズキはこの日の大谷の投球を「今日は調子が良かった。力強い球を投げていたし、スプリットも非常に良い動きをしていた」と称賛。ボークの判定については「なんとも言えないけど、審判がボークと言ったらそれが判定だ。それに合わせなくてはいけない。仕方がないことだよ」と話すにとどめた。

 それでも大谷が見せた表情には「私が見た中では最も感情的なショウヘイだった」と笑顔を見せ、「良かっただろ? 彼が興奮して、競争心を見せるのは良いことだ」と、捕手としても納得した様子。普段は冷静な印象が多い大谷だが「いざという時には別人になる。今日、見せたように戦い競い合うんだ」と賛辞を送っていた。

(Full-Count編集部)

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