菊池雄星の「華々しい投球が無駄に…」 救援崩れあと1死で4勝目ならず、地元紙同情
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7回3安打無失点好投→救援陣が4点差追いつかれる→サヨナラ負け
■インディアンス 5ー4 マリナーズ(日本時間13日・クリーブランド)
マリナーズの菊池雄星投手は12日(日本時間13日)、敵地のインディアンス戦で7回3安打無失点と好投した。救援陣が4点リードを追いつかれて今季4勝目はならなかった。菊池は「4回以降はとにかく自分のボールを投げられていた。自信を持って投げられることができていました」と振り返った。地元メディアも日本人左腕を高評価した。
菊池は尻上がりに状態を上げた。2回2死二、三塁で最速98.2マイル(約158キロ)のフォーシームで空振り三振。雄叫びをあげた。4回以降はテンポ良く、インディアンス打線を寄せ付けなかった。4点リードで降板したが、救援陣が大乱調。サヨナラ負けを喫し、大リーグ公式サイトは「敗北はキクチの快投を台無しにした」と報じた。
前回5日(同6日)の敵地・エンゼルス戦で4回まで8奪三振と好投。しかし、5回にフレッチャーのピッチャー返しが右膝付近に直撃し、そのまま交代となっていた。MLB公式は「94.7マイル(約152キロ)の打球が右膝に当たり打撲した影響で前回登板を緊急降板したことを考慮すると、(今日の投球は)単純に“心強い”以上となる先発登板だった」と称えた。
地元紙シアトル・タイムズは「救援陣が崩壊。ユウセイ・キクチの華々しい投球が無駄になる」と救援陣の乱調を伝えた。菊池については「ユウセイ・キクチのメジャーキャリアの中でも屈指の先発登板を台無しにした」と同情した。
(Full-Count編集部)
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