交流戦では防御率0.90もまさかの“炎上”… DeNA浜口が3回途中7失点KOされたワケ

11日の前回登板では日ハム相手に138球完封勝利

 特に交流戦で奮闘し、チームが球団最高タイの12球団中3位へ躍進する原動力に。前回登板の日本ハム戦(11日、札幌ドーム)ではプロ入り後最多の138球を投げ、4安打完封勝利を飾ったばかりだ。それだけに、乱調の原因が疲労にあったとしても不思議ではない。

 しかし、三浦大輔監督は「疲労はあるとは思うが、立ち上がりの1回は問題なかったし、ボール自体は良かった。体調に問題? あれば先発させていません」と否定。「投手(玉村)に対し、2打席とも3ボールまでいって繋がれたこと(が乱調の要因)だと思う。あれでは苦しい展開になる」と分析した。

 2回2死一、三塁での玉村の第1打席では、ボールが先行してカウントを3-1とし、真ん中内角寄りに甘く入ったフォークを左前へ運ばれた。3回1死三塁での第2打席は、1球もストライクが入らずストレートの四球。本来“安全パイ”であるはずの相手投手を2度出塁させたことに指揮官は納得できなかったようだ。

 三浦監督は「ローテーションは守ってもらう。交流戦でいい投球をしていただけに、本人が1番悔しいはず。やり返してくれると思う」と語り、次回までに登板間隔を伸ばすつもりはない。やられたら、即やり返せ──“ハマの浜ちゃん”の真価が問われる。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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