鷹・王会長「練習でいい形で打っても…」 チーム不振で柳田&真砂に熱血指導

ソフトバンク・柳田悠岐(左)のスイングを見守る王貞治会長【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・柳田悠岐(左)のスイングを見守る王貞治会長【写真:藤浦一都】

ソフトバンク王会長が日本ハム戦前に柳田、真砂に打撃指導

■ソフトバンク ー 日本ハム(20日・PayPayドーム)

 ソフトバンクの王貞治球団会長が20日、日本ハム戦(PayPayドーム)の試合前練習でいつになく精力的な動きを見せた。

 王会長は打撃練習を終えた真砂を呼び止めると、真砂のバットを手に熱心なアドバイス。「練習でいい形で打っても、練習と試合は違う。試合になれば相手投手は何とかねじ伏せようと投げてくる。しっかりとボールを見て、芯と芯を結ぶことが大事」などと助言した。形にこだわるだけでなく、相手投手が投げる“生きた球”にいかに対応するのか。王会長の金言を、試合の中でどう生かせるのか。

 さらに柳田にも少し長めに話をし、その後柳田がトスバッティングを始めると、その場まで足を運んで主砲のスイングを見守った。いつもなら一塁側ベンチの手前で練習を見守り、挨拶する選手やスタッフに気さくに答える程度。それでも、チームが本拠地での白星から遠ざかる中、チームを思う気持ちがそのまま熱い行動に結びついたのだろう。この日の柳田や真砂の打撃に注目したい。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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