「彼の能力はクレイジー」HR競争参加表明の前回覇者がライバル大谷翔平にエール

2019年のHR競争で優勝したメッツのピート・アロンソ【写真:Getty Images】
2019年のHR競争で優勝したメッツのピート・アロンソ【写真:Getty Images】

史上4人目の2度目優勝目指すアロンソ「挑戦したいんだ」

 エンゼルス・大谷翔平投手には最大のライバルになるか。7月12日(日本時間13日)の球宴前夜祭で行われるホームランダービーへ、2019年に新人ながら優勝を果たしたメッツのピート・アロンソ内野手が参加を表明。日本人選手初の参加が決まっている大谷に「彼の能力はクレイジーさ」とエールを贈った。

 アロンソは自身のインスタグラムで「ただいま。7月12日、クアーズ・フィールド」とし参加を表明。ブルージェイズのゲレーロJr.ら強打者の不参加が見込まれる中での参戦だ。さらにニューヨークのメディア「SNY」によれば、大谷について「物凄く才能に恵まれている。痺れるような球を投げるのは勿論だけど、打席でもとんでもない成績を残している。インクレディブルだよ」とコメント。優勝をかけ、決勝で対戦してもおかしくない相手を絶賛してみせた。

 新人だった2019年に53本塁打しナ・リーグ本塁打王に輝いたアロンソは、同年のホームランダービーで優勝。今回の挑戦に「最初凄く楽しかったから『もう一回やってみよう』てことさ。特別な瞬間だし、チャンスがある限り、挑戦したいんだ。子供のころから夢見ていたことなんだ。実際にフィールドで競争できるなんて、夢が叶うのと同じさ」と胸を高鳴らせている様子だ。過去、2度の優勝を果たした選手はヨエニス・セスペデス(元メッツ)、プリンス・フィルダー(元ブルワーズ)、ケン・グリフィーJr.(元マリナーズ)の3人しかおらず、ここに続くことはできるだろうか。

 MLB球宴のホームランダービーは「時間内にどれだけ本塁打を打てるか」という方式。さらに8人の参加者の中からトーナメントで優勝するには3回打席に立たなければならないため、体力やコンディションを考えて辞退する選手が相次いでいる。ナ・リーグトップの22本塁打を放っているパドレスのタティスJr.は現状、参加について「50-50」としている。

(Full-Count編集部)

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