変則シーズンのカギは後半戦の“新戦力” 2軍でチャンス待つ実力者たち

トレード期限の1か月延長で新たなチャンスも?

 打者ではDeNAの伊藤裕季也内野手が打率こそ.236ながら、7本塁打を放っているパンチ力が魅力だ。新人だった2019年には、1軍のわずか57打席で4本塁打したこともある。

 巨人の石川慎吾外野手は、今季2軍での出場こそ19試合と少ないながら打率.392、4本塁打と別格の打撃成績を残した。現在は1軍登録されているが、出場機会が多いとは言えない状況だ。

 10年目の日本ハム・松本剛外野手は2軍28試合で打率.293、2本塁打と堅実な成績。2017年には1軍の規定打席に到達し打率.274を残したこともあるが、今季は13試合出場にとどまっている。

 俊足好守が売りの阪神・島田海吏外野手は、外野の定位置が塞がっている1軍では今季4試合で打数は0。ただ2軍では46試合で打率.309、10盗塁と打力もアピールできている。

 日本野球機構は24日に、今季限りの措置でトレード期限の1か月延長を発表した。例年なら7月31日の期限が8月31日へ伸びる。中には新天地で新たなチャンスをつかむ選手も出てくるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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