積極補強オリや巨人は“あと3人”、トレード期限延長で活発に? 12球団残る支配下枠は…

オリックス・中嶋監督(左)と巨人・原監督【写真:荒川祐史】
オリックス・中嶋監督(左)と巨人・原監督【写真:荒川祐史】

セ・リーグは阪神、中日、広島が残り1人の69人に

 プロ野球の2021年ペナントレースもいよいよ折り返しに差し掛かってきた。最も試合数を重ねているソフトバンクは143試合の折り返しを迎えた74試合を終え、他球団も70試合前後を消化している。勝負の後半戦に向け、各球団の緊急補強はあるのか? すでにパ・リーグで首位に立つオリックスが右腕・スパークマンを獲得。3Aで4割超の高打率をマークしているドジャース傘下3Aのラベロとも獲得に合意しているとされ、積極的に補強に動いている。

 今季は東京五輪による中断期間もあり、新規の支配下登録の期限が8月末まで1か月延期されることになった。では、補強のために必要な支配下登録枠の状況は各球団どうなっているのか? そこから補強の可能性を探ってみよう。()内は外国人選手の数。

【セ・リーグ】
巨人 67人(7人)
阪神 69人(8人)
中日 69人(6人)
DeNA 67人(6人)
広島 69人(7人)
ヤクルト 67人(6人)

 70人が上限の支配下登録枠で阪神、中日、広島の3球団がほぼ上限ギリギリの69人。あと1人の支配下登録、トレードでの補強は可能だが、大幅な戦力強化は難しいだろう。一方で巨人、DeNA、ヤクルトは67人と枠には3人の余裕がある。巨人は6月に入り、戸田と平間が育成から支配下に。ジャイアンツから山口俊が復帰して支配下は68人に。ただ、スモークが退団したため、1人減って67人になった。

 阪神を追いかける巨人、ヤクルト、最下位に沈むDeNAにとっては後半戦に向けて、戦力強化を図りたいところ。枠にも余裕があり、8月末までの補強はあるだろうか。

パ・リーグはソフトバンクだけが69人、他の5球団は68人以下

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