大谷翔平がチームを変える…低迷続くエ軍が「大躍進を遂げるかも」と専門家

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

過去11年間でポストシーズン進出はたったの1回

 エンゼルスにとって、大谷翔平投手は最後の希望だ。26日(日本時間27日)現在、36勝40敗でア・リーグ西地区4位に沈むこのチームが、かろうじてポストシーズン進出の可能性を残しているのは大谷の存在があるからだと専門家が語っている。「MLBパワーランキング」を作成している米放送局ESPNが伝えた。

 同局は今季第12週、6月最後となるパワーランキングを発表し、全体1位はタンパベイ・レイズからサンフランシスコ・ジャイアンツに移った。今季最初の2か月の戦いをもとに、米放送局ESPNの専門家8人が投票、ランキングが決められた。エンゼルスは17位。さらに専門家に、各チームの状況について尋ねたという。

 大谷の最近の活躍は、目の肥えた記者にとっても驚きでしかなかったようだ。7試合で6本塁打、さらに投手として先発し6回1失点という成績は大谷しか残せないもの。「マイク・トラウトがふくらはぎの張りでリハビリ中の中、エンゼルスにまだプレーオフ進出の可能性が残っている最大の理由は大谷だ」との意見が集まった。

 オールデン・ゴンザレス記者は、エンゼルスが現在10連勝中で地区首位のアストロズに追いつくにはもう遅すぎるかもしれないとした上で「(大谷が)8月、9月の試合で有意義なプレーをできれば、過去11年で一度しかポストシーズンでプレーできなかったこのチームが大躍進を遂げるかもしれない」と、終盤の大爆発にも期待を寄せていた。

(Full-Count編集部)

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