元燕コーチが教え子に苦言 好調だったエース小川のKO劇「原因は配球にある」

予想以上の健闘見せるヤクルト TGへの苦手意識がCSへの不安材料

 それだけに「おそらく中村にしてみれば、『外角球の調子が良かったから多投させた』ということなのでしょう。実際、球威があったし、コーナーに制球され、変化球も低めにきていた」と指摘。「しかし、在任中に中村にも言ったことですが、出来のいい球を続けるだけでは手詰まりになる。その球を生かすためにも、対になる球が重要になる。この日の場合、外角球を生かすために、ボールでもいいから、もっと効果的に内角球を見せることが必要でした」と苦言を呈さずにいられなかった。

 集中打を浴びた小川は、徐々に変化球の精度も失い、3回1死一、二塁で北村に真ん中に浮いたフォークを左翼席中段まで運ばれ、早々とマウンドを降りた。

 今季のヤクルトは投手陣が駒不足で、開幕前の下馬評は低かった。しかし、ふたを開けてみれば、21歳の4番・村上らの成長が著しく、2位・巨人にわずか1.5ゲーム差、首位・阪神にも5ゲーム差の3位につけている(26日現在)。

 野口氏もOBとして燕軍団には並々ならぬ思い入れがあるが、一方で「本当に良く頑張っていると思うけれど、優勝争いとなると、今季も阪神に1勝7敗1分、巨人に2勝6敗1分と直接対決に弱い(同日現在)。ゲーム差をコントロールできるのは、やはり直接対決ですから、このままでは不利な展開になる」と不安を拭えない。なるべく早く苦手意識を解消しておくに限る。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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