侍ジャパン、巨人・菅野の五輪辞退を発表 コンディション不良「期待に応えられない」
「大きな憧れであり目標のひとつでした」代替選手は未定
NPBエンタープライズは3日、東京五輪に出場する侍ジャパンの内定選手に選ばれていた巨人の菅野智之投手がコンディション不良のため辞退することになったと発表した。代替選手は未定。
菅野は1日、東京ドームでの広島戦で3回途中4失点でKO。2回2/3を4安打4失点だった6月13日のロッテ戦(ZOZOマリン)に続き、2戦連続で3回もたず、調整不安を露呈していた。今季は9試合に登板して2勝4敗、防御率3.29。4月下旬以降、白星を挙げられていなかった。
「1人の野球人として、オリンピックのマウンドで投げることは大きな憧れであり目標のひとつでした」と日の丸への思いを語った菅野は「辞退することになり、本当に残念でなりません」とコメント。自らの状態を振り返り「今シーズン調子が上がってこない中でも選んでくださった稲葉監督、コーチのみなさんには本当に感謝しています。その期待に応えることができないこと、そして応援してくださったファンの方にマウンドへあがる姿を見せることができないことに、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と悔しさをにじませた。
侍ジャパンから退くことを決断した巨人のエース。「日本代表の仲間たちとともに戦うことはできませんが、金メダルをとることを願って精一杯応援します」とエールを送った。内定メンバーではこれまで、広島の會澤翼捕手、巨人の中川皓太投手が怪我のため辞退している。
(Full-Count編集部)