大谷翔平、1試合2発&二盗から激走サヨナラ生還 シーズン30発は二刀流最多本塁打
4打数2安打3打点1盗塁で打率.280
■エンゼルス 8ー7 オリオールズ(日本時間3日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地のオリオールズ戦に「2番・指名打者」で先発出場した。3回の第2打席で2試合ぶりの29号ソロを放つと、4回の第3打席で一時逆転の30号2ラン。9回の第5打席では四球で出塁し、サヨナラのホームへ滑り込んだ。4打数2安打3打点1四球1盗塁で打率.280。チームは8-7でサヨナラ勝ちした。ヒーローインタビューで、大谷は「前回は僕が打たれてしまった。なんとか自分が取り返したいと思ってきました」と振り返った。
他を圧倒する活躍だった。4点を勝ち越された3回先頭、左腕・アキンから右翼席へ29号ソロ。1点差に迫った4回1死一塁では左越えへ逆転30号2ランを放った。同点の9回では四球で出塁。レンドンの打席で守備妨害を取られて二盗は取り消されたが、続くウォルシュの打席で二盗を成功。今季12個目の盗塁を決めた。最後はウォルシュの右前打で生還した。「ファンがいっぱい入ってもらって気分良く打席に入れた。そのおかげかなと思います」と振り返った。
リーグの本塁打王争いでは2位のブルージェイズ・ゲレーロJr.がレイズ戦で27号本塁打を放ったが、3本差とした。6月27日(同28日)の敵地・レイズ戦から5戦6発とアーチを量産し、オールスター戦前の30本塁打は球団新記録だ。また、大リーグ公式サイトによると、シーズン10登板以上した選手の最多本塁打は1919年ベーブ・ルースの29本塁打。二刀流最多本塁打を102年ぶりに更新した。
この日、ア・リーグの月間MVPを初めて受賞。日本人野手ではイチロー(2004年8月)、松井秀喜(2007年7月)に次いで3人目の快挙だ。7月も驚異的なスタートを切った。