蘇った守護神キンブレルは「市場で最もひっぱりだこ」 古巣復帰も候補に?

カブスのクレイグ・キンブレル【写真:Getty Images】
カブスのクレイグ・キンブレル【写真:Getty Images】

昨季9年連続2桁セーブが途切れるも…今季はすでに20セーブ、防御率0.59

 今季復活を果たしたカブスの守護神クレイグ・キンブレル投手に、移籍の噂が取り沙汰されている。MLB公式サイトでも「キンブレルが移籍する可能性がある球団は?」との見出しで特集。チームは11連敗中と苦境で今月末にトレード期限が迫る中、放出される可能性が出てきているという。

 ブレーブス時代の2011年から4年連続でナ・リーグ最多セーブを記録したキンブレル。カブスに移籍した2019年以降は大不振にあえいできた。昨季は1敗2セーブで防御率5.28。9年続けてきた2桁セーブが途切れ、選手生命の終焉も近づいてきたかと思われたが、今季は一転。ここまで32試合に登板して1勝2敗20セーブ、防御率0.59と抜群の成績を残している。

 そこにチームの状況も追い討ちをかけている状況で、記事では「カブスが売り手になる可能性がより高まっている気配がする。そしてクレイグ・キンブレルは明らかな候補だ」と指摘。その上で、ESPNのバスター・オルニー記者が投稿したツイートを引用し、移籍候補を推察した。

 オルニー記者は、前所属のレッドソックスが候補との見立てを示したところ、あるMLB球団の幹部は「最終的にはアストロズかアスレチックスになるだろうと推測した」としている。いずれにせよ「キンブレルはトレード市場で最もひっぱりだこの選手になるだろう」とも述べており、注目の的になっていることは間違いないようだ。

 記事では、候補に上がっている球団の現状も考察。アストロズは、球宴に選出されたライアン・プレスリーがいるものの、他のブルペン陣は不安定な状況が続いている。アスレチックスは現状、トリビーノとディークマンが守護神の座を分け合っているが、今季のクローザーを期待されていたトレバー・ローゼンタールは手術を受けて60日間の負傷者リスト(IL)に入っている状態。不死鳥のように蘇った33歳右腕はチームを移るのか……。去就に注目が集まっている。

(Full-Count編集部)

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