大谷翔平は「制球力が格段に良かった」 7回無四球の好投をマドン監督も絶賛

試合後の会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督(画像はスクリーンショット)
試合後の会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督(画像はスクリーンショット)

前回登板から制球力が一変、ストライク率は高水準の73%

■エンゼルス 5ー3 Rソックス(日本時間7日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地のレッドソックス戦に「2番・投手」で出場し、日米通算50勝目をマークした。今季最長タイの7回を投げて5安打2失点と好投。打っても初回に自ら同点打を放ち、2018年に並ぶキャリアハイの4勝目をあげた。エンゼルスは5-2で勝利し、ジョー・マドン監督も「制球力が格段に良かった」と激賞した。

 初回にJD・マルティネスの犠飛で先制点を奪われた大谷。その裏、先頭のフレッチャーが二塁打で出塁すると、自ら同点の適時二塁打を放って試合を振り出しに戻した。さらに、大谷とバッテリーを組む捕手のスタッシーに左翼スタンドに飛び込む2ランが飛び出して逆転に成功。一転して2点をリードした。

 大谷は2回を3者凡退に封じると、相手打者アローヨの折れたバットを拾い、手渡すという紳士的な振る舞い。6回1死三塁でJD・マルティネスに左前適時打を浴びて1点差に迫られたものの、これ以上の得点は許さず。なおも一打同点のピンチでは、ボガーツの大飛球をラガレスがジャンピングキャッチ。スーパープレーが飛び出してピンチを脱した。

 大谷は7回を無失点に封じて、ここで降板。今季最長の7回を投げて5安打4奪三振2失点の好投。前回の敵地ヤンキース戦では5つの四死球を与えて7失点で1回もたずにノックアウトされていたが、この日は制球が安定。今季2度目の無四球投球で、投じた89球のうち65球がストライク。ストライク率は73%と高い水準を記録する好投だった。

 試合後の会見に臨んだジョー・マドン監督は「よく投げたと思う。球速をかなり抑えた(スロー)カーブも投げていた。直球は制球力が格段に良かったし、スライダーも機能していた。スプリットは良かったが、圧倒的というわけではなかった。ナイトゲームでの素敵なパフォーマンスだった」と絶賛した。

 前回は予期せぬ早期降板となったものの、「いつも完璧な投球はできないと我々は理解している。(前回登板から)立ち直ることは期待していた」とマドン監督。今季最長の7回を投げたことには「彼は状況が読めていると思う。打線に対してどういう投球ができているか感覚を掴んでしまえば、ギアチェンジする能力があると思う。私はショウヘイがフィールド上の状況を読む力を信頼しているよ」と語っていた。

(Full-Count編集部)

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