大谷翔平、今季最長タイ7回2失点の好投 日米通算50勝目の権利、打っては自ら同点打

レッドソックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
レッドソックス戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

今季2度目の無四球、2回には相手打者の折れたバット拾う紳士的行動

■エンゼルス ー Rソックス(日本時間7日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、本拠地のレッドソックス戦に「2番・投手」で出場した。今季最長タイの7回を投げて5安打2失点の好投で今季4勝目、日米通算50勝目の権利を手にして降板した。打っては初回に自ら同点打を放ち、4打数1安打1打点だった。

 初回、先頭のヘルナンデスに右翼線への二塁打を許すと、JD・マルティネスの左中間への犠飛で先制点を奪われた。ただ、その裏、エンゼルスは先頭のフレッチャーが二塁打で出塁。大谷が自ら同点の適時二塁打を放って追いつくと、大谷とバッテリーを組む捕手のスタッシーに左翼スタンドに2ランが飛び出して逆転に成功した。

 大谷は2回を3者凡退に封じると、相手打者アローヨの折れたバットを拾い、手渡すという紳士的な振る舞いも。4回は先頭のベルドゥーゴに二塁打を浴びたが、JD・マルティネス、ボガーツ、デバースの中軸を封じて得点を許さず。5回も無失点に封じて、勝利投手の権利を掴んだ。

 6回、先頭のウォンに右翼手の頭上を越す二塁打を許すと、ヘルナンデスの中飛でウォンは三塁へ。ベルドゥーゴを2ボールから3連続ストレートで空振り三振に切ったが、JD・マルティネスに左前適時打を浴びて1点差に迫られた。なおも一打同点のピンチだったが、ボガーツのフェンス際への大飛球をラガレスがジャンピングキャッチ。スーパープレーが飛び出してピンチを脱した。
 
 エンゼルスはその裏、先頭のゴセリンが二塁打で出塁すると、スタッシーが中前安打で続き、無死一、三塁の好機を作る。イグレシアスの内野ゴロの間に三塁走者が生還。フレッチャーにもこの日4安打目となる適時内野安打が飛び出して、リードを広げた。なおも6回2死満塁で打席に立った大谷は空振り三振に倒れた。

 7回もマウンドに上がった大谷は先頭のデバースに一、二塁間を破る右前安打。スタッシーの捕逸で走者が二塁へ進んだが、レンフローを空振り三振に。アローヨを二飛に打ち取って2死とすると、最後はサンタナも二ゴロに打ち取り、ピンチを脱した。
 
 大谷は今季最長の7回を投げて5安打4奪三振2失点の好投。今季2度目の無四球で、投じた89球のうち65球がストライク。ストライク率は73%と、この日は制球が安定していた。打っては初回に同点打を放ち、4打数1安打1打点で打率.276となった。

【動画】大谷を救ったホームランキャッチ! ラガレスのスーパープレー

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