メットライフドームの“三振メロディ”がSNSで話題 「期待以上」と担当者も驚く展開に

当初は試合進行の邪魔にならないか「不安」も…

――例のメロディについて詳しく教えていただけますか?

株式会社西武ライオンズ事業部・尾関亮一さん「もともと近藤建設さまがテレビやラジオのCMで使われていたサウンドロゴを元にアレンジしました」

宇佐見さん「20年以上前に当社のイメージに合わせて作成したもので、自然に口ずさめる親しみの持てる曲調となっており、音源はこれ以外考えませんでしたね」

尾関さん「球場の雰囲気を壊さず、それでいて近藤建設さまのサウンドロゴであることがわかるように注意して制作しました。近藤建設さま側にも監修いただき、現在の形に至っています」

――SEが流れる場面はどのような場面で、例外はあるのでしょうか?

尾関さん「ライオンズの投手が三振を奪ったシーンで流れますが、3アウト目の場合はイニング間のイベントへの流れなどで省略させていただく場合があります。リード時の9回表は、勝利へのカウントダウンとして、緊迫感と勝利への期待感が盛り上がるシーンなので、ここでは、球場全体の一体感をつくるために、1アウトごとに「1 DOWN」「2 DOWN」という映像とスタジアムDJのアナウンスで盛り上げていますので、奪三振の時でもこの演出を優先しており、近藤建設さまのサウンドロゴは使用しません。

 近藤建設さまには、ファンの方の気持ちや球団の想いをご理解いただき、このシーンでは使用しないことも快諾いただきました。ちなみに、音はありませんが、『ONE DOWN』『TWO DOWN』の映像には近藤建設さまの社名も掲載されています」

――初めてスタジアムでSEが流れたときの感想はいかがでしたか?

宇佐見さん「オープン戦で、初めてスタジアムで聞いたときは映像の迫力と共に、メットライフドーム名物のオルガンに合うようにアレンジされたメロディに感動しました。しかし、この時点でもファンのみなさまに受け入れていただけるか? 試合進行の邪魔にならないかと不安でした」

「ファンにおなじみのサウンドになってくれたら…」

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