大谷翔平、最上段席への特大33号に敵地放送局は呆れ笑い「おーほっほっほ、冗談だろ」
右翼最上段席への一発に「あの階の通路まで飛ばした選手を見たことがあるかどうか」
■マリナーズ ー エンゼルス(日本時間10日・シアトル)
エンゼルスの大谷翔平投手が9日(日本時間10日)、本塁打王争いを独走する33号ソロを放った。敵地のマリナーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場すると、3回の第2打席で2試合連発の特大弾アーチ。敵地放送局の実況と解説が呆れて笑い出してしまうほどの衝撃の一撃だった。
3回の2打席目。1ボール2ストライクから、左腕ゴンザレスが投じた内角へのシンカーを捉えた。打球は右翼スタンド最上段席へ。飛距離463フィート(約141.1メートル)、打球速度116.5マイル(約188キロ)の特大弾。敵地はしばらくどよめきに包まれた。記録専門会社「エリアス」によると、外国人選手によるオールスター戦前の33本塁打は通算609本塁打のサミー・ソーサに並んで歴代トップとなった。
あまりの衝撃的な一発に、敵地シアトルで試合を中継した「ルートスポーツ・ノースウエスト」の放送席も唖然。実況のアーロン・ゴールドスミス氏は大谷が打った瞬間に「おーほっほっほっほ、冗談だろ!」。思わず呆れ笑いが飛び出すほどの衝撃を受けた。
さらに、解説のマイク・ブロワーズ氏は「あの階の通路まで飛ばした選手を見たことがあるのかどうか、私にはわかりません。インクレディブルです」と驚きを隠せず。スタンドが「MVP」コールに包まれる様子にゴールドスミス氏は「球場内は『MVP』の大合唱です。(MVPに)ならないわけがないですよね」と絶賛していた。
(Full-Count編集部)