大谷翔平、記録ずくめの特大33号 球宴前の33本塁打はソーサに並び外国人最多

33号本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
33号本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

打球速度188キロはTモバイルパーク最速、飛距離も同球場4番目

■マリナーズ 7ー3 エンゼルス(日本時間10日・シアトル)

 エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本塁打王争いを独走する33号本塁打を放った。敵地のマリナーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場すると、3回の第2打席で2試合連発の特大弾。6月15日(同16日)のアスレチックス戦からの21試合で16本目の本塁打となった。

 苦手としていた左腕ゴンザレスから第2打席でアーチをかけた。1ボール2ストライクからの4球目のシンカーを捉えると、打球はTモバイルパークの最上段席へ。飛距離463フィート(約141.1メートル)、打球速度116.5マイル(約188キロ)の特大アーチとなった。

 この一発で大谷は直近21試合で16本目の本塁打。長いメジャーリーグの歴史の中で21試合で16本塁打以上を放ったのは、1901年以降で史上7人目でア・リーグでは新記録。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、過去に21戦16発以上を記録した選手は大谷と今季のシュワーバーのほか、1998年のサミー・ソーサ、1999年のマーク・マグワイア、2001年のバリー・ボンズ、2017年のジャンカルロ・スタントンとJD・マルティネス。名だたる強打者の仲間入りした。

 また、記録専門会社「エリアス」によると、外国人選手によるオールスター戦前の33本塁打は通算609本塁打のサミー・ソーサに並んで歴代トップ。さらに、マリナーズ広報によると、打球速度約188キロは、Tモバイルパークで出た本塁打の中で史上最速。飛距離141.1メートルは4番目の記録だった。驚異的な活躍を続ける大谷だが、この33号も記録ずくめのアーチとなった。

(Full-Count編集部)

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