大谷翔平、1回戦敗退は「なかなか距離感がとれなくて」 息切れた28発「だいぶ疲れた」

ホームランダービーに出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
ホームランダービーに出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

再延長の3スイング勝負で敗れる、弾丸188キロ弾でキングの意地

 エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われたホームランダービーに日本人で初めて出場し、惜しくも1回戦で敗れた。フアン・ソト(ナショナルズ)との対戦は延長の末に28本で並び、3スイング対決の再延長で決着。試合後は報道陣の囲みに応じ「だいぶ疲れましたね。本当は延長にならない方がいいんですけど。1日にあれほど振ることはないので、トータルでは1日の中で一番多かったと思います」と語った。

 持ち時間3分間とボーナスタイム1分間でソトが22本放ったのに対し、大谷も22本の同点に。1分間の延長戦に入り、ソトが6本、大谷も6本でまたも同点となって再延長に入った。3スイング限定の勝負では、ソトが3本全て放ったに対し、大谷は1本目でスタンドインできずに敗れた。

 開始当初は打球が上がらずに苦戦。いつもは屋外で打撃練習(BP)をしないといい「普段やってないので、なかなか距離感がとれなくて、途中から良かったと思います」とも。終了後、額に汗びっしょりになるほどの疲労感で「呼吸ですかね。インターバル走みたいな。息が上がるという感じ」と振り返った。

 スタンドは大熱狂したが「やってる時は疲れていたんで、それどころじゃなかった。終わってみると楽しかったですね。なかなかできる経験でないのですごい楽しかった」とさらり。本塁打数を追う余裕はなかったようで「時間だけ見ていました。あとどのくらい打てるかなという感じですかね」と語った。

 大谷は翌13日(同14日)のオールスターゲームには「1番・投手」で出場する。日本人投手のオールスター戦先発は、1995年の野茂英雄以来26年ぶり史上2人目。二刀流出場に向け「先発するのでそこに合わせて、打席にも立つのでしっかり調整して」と気を引き締め直していた。

(Full-Count編集部)

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