大谷翔平、1回完全で日本人2人目の勝利投手 史上初二刀流、ア・リーグ8連勝

スター居並ぶ中で“リアル二刀流”見せつけた
■ア・リーグ 5ー2 ナ・リーグ(日本時間14日・デンバー)
大リーグのオールスター戦が13日(日本時間14日)、米コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われた。エンゼルスの大谷翔平投手はア・リーグの「1番・DH」兼先発投手を務め、160キロ超の剛速球を連発し1回をパーフェクトの好投。試合は5-2でア・リーグが勝利し勝利投手となった。日本人の米球宴勝利投手は、19年の田中将大投手(当時ヤンキース)に続く2人目。ア・リーグは球宴8連勝で、通算の対戦成績を46勝43敗2分けとした。
メジャー4年目で初出場の大谷はまず初回、先頭打者として打席に立った。サイ・ヤング賞3度のシャーザー(ナショナルズ)と対戦し、2球目のカットボールを振っていったもののニゴロ。3人の内野手を一、二塁間に置いたナ・リーグのシフト守備に安打を阻まれた。
さらにその裏のマウンドに上がると、先頭のタティスJr.(パドレス)を左飛。マンシー(ドジャース)をニゴロ、アレナド(カージナルス)を三ゴロに打ち取り1回パーフェクトの好投を見せた。アレナドの打席では、1ボール2ストライクからの4球目がこの日最速の100.2マイル(約161.3キロ)を記録。続く5球目も99.7マイル(約160.5キロ)を計時し、160キロ超の剛速球を連発した。
その後の打席、3回1死ではバーンズ(ブルワーズ)と対戦し、一ゴロに倒れた。5回の打席を前に、JD・マルティネス(レッドソックス)を代打に送られ試合から退いた。
試合はア・リーグが2回にセミエン(ブルージェイズ)の適時内野安打で先制、3回には大谷と本塁打王を争うゲレーロJr.(ブルージェイズ)が左中間へ本塁打を放った。ナ・リーグは5回にリアルミュート(フィリーズ)が中越え本塁打するなど反撃を見せたが、中盤にも加点したア・リーグに突き放された。
(Full-Count編集部)
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