大谷翔平は「野球史にとって非常に重要」　球宴での二刀流支えた道具が殿堂へ

金のライン入った特製スパイクなど3点

　13日（日本時間14日）に米コロラド州デンバーで行われた大リーグのオールスターゲームで、エンゼルスの大谷翔平投手が使った野球用具が、ニューヨーク州クーパーズタウンにある米野球殿堂博物館に収められる。白地に金色のラインが入ったスパイク、フットガード、手甲ガードが対象となる。

　大谷はこの試合、特別ルールの下で「1番・DH」と先発投手を務め、史上初の“二刀流出場”を果たした。さらに投手としては160キロ超を連発する力投で1回無失点。日本人として、2019年の田中将大投手（当時ヤンキース）以来2人目の勝利投手にもなった。

　大谷が使った野球用具としては、すでにエンゼルス1年目の2018年、投手デビュー時に使用した帽子と、打者で初出場した際の打撃用手袋が同博物館に寄贈されている。さらにそのオフには打撃用ヘルメット、肘当て、脛当ても続き、今季も初めて投打同時出場した試合で本塁打したバットが寄贈された。“殿堂入り”グッズは増え続けている。

　同博物館の副館長、ジョン・シェスタコフスキー氏は「野球の歴史にとって非常に重要なことだ。彼は野球の歴史をつくり続けている」と、大谷が挑む“二刀流”での活躍が野球史に与えるインパクトを強調。今回のグッズも「博物館で永久に保存される予定だ。大事に保管するよ。クーパーズタウンで近いうちに公開されるだろう」とした。