元ヤンキース広報の広岡勲氏、東京五輪で野球・ソフトのメディア運営統括に就任「尽力したい」

元ヤンキース広報部で現在は江戸川大教授などを務める広岡勲氏(左奥)【写真:Getty Images】
元ヤンキース広報部で現在は江戸川大教授などを務める広岡勲氏(左奥)【写真:Getty Images】

ベニューメディアマネージャーで“参戦”「近い将来、正式種目に定着できるよう…」

 元ヤンキース広報部の広岡勲氏が、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会のベニューメディアマネージャー(野球・ソフトボール担当)に就任することが16日、明らかになった。会場におけるメディア運営統括を行い、管理業務を指揮するという。

 広岡氏が日本人初の球団広報としてヤンキースに入団したのは2003年。巨人から海外FA権を行使し、メジャー移籍に踏み切った松井秀喜氏の求めに応じて海を渡った。

 09年にはヤンキースでワールドシリーズMVPに輝いた松井氏はその後、エンゼルス、アスレチックス、レイズと移籍し、12年限りで現役を引退。広岡氏も共に4球団を渡り歩き、広報兼環太平洋担当を計10年間務めた。

 広岡氏は現在、江戸川大教授、読売巨人軍アドバイザー、日本相撲協会理事補佐・危機管理担当を兼務。08年北京大会以来の五輪競技復活となる野球・ソフトボールを“サポート”することとなり、「3年前に要請を受けた。プロ野球は公式戦を中断し、一丸となって五輪に臨む。近い将来、野球とソフトボールが五輪の正式種目に定着できるよう尽力したい」と語った。

◇広岡勲(ひろおか・いさお)
1966年、東京都大田区生まれ。早稲田中学・高校卒業後、ハワイパシィフィック大学卒業。ニューヨーク市立大学大学院修士課程修了。慶應義塾大学大学院博士課程退学。千葉工業大学大学院博士課程満期退学。報知新聞社にて長嶋茂雄番など巨人担当記者を歴任し、ニューヨーク・ヤンキースへ入団。WBC日本代表統括広報、日本相撲協会理事長付アドバイザーを経て現職。著書は「道は自分で切りひらく」(岩波書店)など多数。

(Full-Count編集部)

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