2年ぶりのオールスターゲーム、今年はどんなドラマが? 過去5年間の名場面を振り返る

オリックスの若き大砲に魅了される2019年

<マイナビオールスターゲーム2019>
【第1戦】7月12日 東京ドーム
●セ 3-6 パ○
【第2戦】7月13日 甲子園
○セ 11-3 パ●

 初日、2分間で何発アーチをかけられるかというルールで行われたホームランダービーでは、吉田正尚外野手(オリックス)が魅せた。坂本勇人内野手(巨人)の記録である3本以上を打てば翌日の決勝進出という状況で、わずか30秒で勝負あり。決勝では鈴木誠也外野手(広島)に敗れたが、ホームランアーティストらしくファンを魅了した。

 そしてパが勝利した第1戦では、またも西武勢、特に森がやってくれた。全球ストレート勝負を貫き、パを圧倒していた大瀬良大地投手(広島)から2回、先制2ラン。捕手として盗塁も阻止し、2年連続のMVPに選出された。なおセが勝利し、連敗を5で止めた第2戦では、本拠地開催の阪神勢が活躍。近本光司外野手(阪神)が新人初となる先頭打者弾に加え、1992年の古田敦也氏(ヤクルト)以来史上2人目となる球宴でのサイクル安打と大暴れした。

 今回の「マイナビオールスターゲーム2021」は、第1戦がメットライフドーム、第2戦が楽天生命パーク宮城で開催される予定だ。森選手を筆頭に、ここまで名前の挙がった西武勢のほか、初選出の選手も多数出場する。試合が行われるのも、それを観戦できるのも、決して当たり前ではないことを、日々思い知らされながら迎える特別な2日間。これまでの球宴を超える名場面は生まれるだろうか。

(「パ・リーグ インサイト」馬塲呉葉)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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