大谷翔平との相乗効果? エ軍の“切り込み隊長”フレッチャーが25試合連続安打

エンゼルスのデビッド・フレッチャー(左)と大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルスのデビッド・フレッチャー(左)と大谷翔平【写真:Getty Images】

通算3053安打のロッド・カルーに並び球団歴代2位

■マリナーズ 6ー5 エンゼルス(日本時間17日・アナハイム)

 強打者・大谷翔平が生み出す相乗効果? エンゼルスのデビッド・フレッチャー内野手は16日(日本時間17日)、本拠地のマリナーズ戦で「1番・二塁」で先発出場し、25試合連続安打をマークした。7度の首位打者に輝いた通算3053安打のロッド・カルーに並び球団歴代2位の快記録だ。

 1番・フレッチャーは3回に右翼線二塁打を放つと、8回には右前打。9回2死一、三塁も左前適時打を放ち、大谷の弾丸2点タイムリーを呼び込んだ。6月13日(同14日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦から連続試合安打を続け、大谷と1、2番コンビを組む7月は打率.478、2本塁打、9打点だ。高めの悪球打ち得意としているが、7月は46打席で0四球。相手バッテリーがいかに大谷の前に走者を置かないようストライクゾーンで勝負しているかが伝わってくる。

 6月25日(同26日)に右腰を痛めて負傷者リスト入りしているアップトンも今季24試合で1番打者として出場。92打数30安打の打率.326、5本塁打、14打点と結果を出していた。今季は63試合出場し、打率.247、14本塁打、32打点。この1番での好成績は主に2番に入る大谷と決して無関係ではなさそうだ。

 両リーグ最多33本塁打を放つ大谷の後を打つ打者が課題だったが、後半戦初戦はオールスター戦に選出されたウォルシュが入った。トラウト、レンドンら主力打者を欠く中、この相乗効果を生かして踏ん張りたいところだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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