ベンチは空っぽ、ブルペンまでフル稼働… 後半戦の“大乱闘初め”にファン興奮

パイレーツ対メッツ戦で両軍がエキサイトする場面が【写真:Getty Images】
パイレーツ対メッツ戦で両軍がエキサイトする場面が【写真:Getty Images】

メッツ・ストローマンのひと吠えが誤解生み…

■パイレーツ 4ー1 メッツ(日本時間17日・ピッツバーグ)

 16日(日本時間17日)に行われたパイレーツ-メッツで両軍入り乱れての大乱闘が発生し、ファンもエキサイトしている様子だ。ニューヨークの放送局「SNY」が公式ツイッターで発信すると「この試合で一番エキサイティングなところだった」「誰もパンチを繰り出してないなんて」と火をつけるかのようなコメントが並んだ。

 5回2死三塁、メッツのマーカス・ストローマン投手がパイレーツのジョン・ノゴースキーを一直に打ち取った場面が発端だった。打球はピート・アロンソのミットにスッポリ収まり、これに興奮したストローマンは飛び跳ねながらマウンドを降りると、自軍ダッグアウトに向かって吠えた。

 これを侮辱ととらえたのか、ノゴースキーとストローマンが激しい口論になり、捕手が止めようとするも両軍ベンチはあっという間に空っぽ。外野からはブルペンにいた投手も全員駆けつけるほどの大騒ぎとなった。「大のメッツファンだけど、ストローマンの行いは馬鹿げているどころじゃない」「打者は我慢強くなるべき」と、当事者を批判するコメントも並んだ。

 MLB公式サイトによれば、試合後の両者は冷静さを取り戻しており、ストローマンが「もし僕が感情を見せることがあるとすれば、それは自軍のベンチに向けてだ。相手チームや他の選手に向けることは決してない」。ノゴースキーも「競争心の強い2人が向かい合った形だね。スタンドも満員だったし、ときには少し熱くなることもある」とコメント。ちなみに、退場者は誰もいなかった。

【動画】「誰もパンチを繰り出してない」ベンチも空っぽの“大乱闘初め”の実際映像

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