侍ジャパンの4番本命は鈴木 プレミア12で得た自信と大舞台でのマインドコントロール

広島・鈴木誠也【写真:Getty Images】
広島・鈴木誠也【写真:Getty Images】

2019年のプレミア12では全試合4番、打率.444、出塁率.545、大会MVP獲得

 東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」は、28日に初戦のドミニカ共和国戦(福島あづま球場)を迎える。選りすぐりのスラッガーたちの中でも、4番の本命候補は広島・鈴木誠也外野手。2019年WBSCプレミア12で全試合4番を務め、大会MVPを獲得してチームを世界一の座に導いた実績が何より頼もしい。

「プレミア12で稲葉監督の喜ぶ顔を見ることができた。もう1度喜ばせたい」。仙台市の楽天生命パーク宮城で行われている強化合宿2日目(20日)、オンライン会見に臨んだ鈴木は、主砲らしく堂々と言い切った。

 そのプレミア12では全8試合スタメン4番を任され、打率.444(27打数12安打)、出塁率.545、3本塁打13打点の無双ぶりだった。稲葉監督は「プレミア12での勝負強さを、五輪でも発揮してくれることを期待しています」と全幅の信頼を置いている。

 今季は5月20日に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、戦線離脱を余儀なくされた時期もあったが、徐々に調子を上げ打率.306、15本塁打、38打点。出塁率.407はDeNA・オースティンに次ぐリーグ2位に付けている。

「4番は村上選手がいるので遠慮します」の真意

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