冬季五輪で銀→内野手に“異色の転身” 五輪開会式の旗手に抜擢されて大号泣

野球米国代表のエディ・アルバレス【写真:Getty Images】
野球米国代表のエディ・アルバレス【写真:Getty Images】

母国の“顔”に「私のストーリーは典型的なアメリカン・ドリーム」

 東京五輪の野球競技に出場する米国代表のエディ・アルバレス内野手(マーリンズ傘下)が、23日に行われる開会式で、「チームUSA」の旗手を務める。2014年に開催された冬季ソチ五輪のショートトラック5000メートルリレーで銀メダルを獲得した後、野手に転向した“異色の経歴”の持ち主。大役を任され、うれしさのあまり大号泣した。

 MLB公式サイトによると、野球選手が五輪の旗手を務めるのは初めて。バスケットボール女子代表のスー・バードと2人で大役を果たすという。アルバレスは「オリンピックの開会式の旗手の1人に仲間のチームUSAのアスリートから指名してもらい、大変光栄に思います」と感慨深げ。自らの生い立ちを振り返り「キューバ系アメリカ人の2世として、私のストーリーは典型的なアメリカン・ドリームと言えるでしょう。私の家族は、私がこの旗を誇らしげに掲げる機会を与えるために本当に多くの犠牲を払ってきました」と涙をこぼした。

 アルバレスはソチ五輪で銀メダルを獲得後、ホワイトソックスとマイナー契約。2019年にはマーリンズに移り、2020年にメジャーデビューを果たした。冬と夏の五輪を経験する珍しい転身を果たし、東京の地で母国の“顔”となる。

【動画】五輪開会式の旗手に選ばれて大号泣するアルバレス

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