懐かしの「ビッグフライ!」 日本を沸かせた元名物実況が語る大谷翔平への期待

今年もエンゼルス実況だったら…「間違いなく声を潰していたでしょうね」

 ロハス氏は2010年から米放送局「FOXスポーツウエスト」のエンゼルス戦の実況を務めてきたが、昨季限りで引退。今季からレンジャーズ傘下2Aフリスコの球団社長兼GMに転身した。たまに実況アナウンサー時代を振り返ることがあるようだ。

「今年も実況を続けていたら、『ビッグフライ、オオタニさん!』で間違いなく声を潰していたでしょうね。本塁打を打つ度にテンションはどんどん上がっていたでしょう」

 先発投手としても高く評価している。今季は15試合登板し、5勝1敗、防御率3.04。80イニングを投げて100三振を奪っている。「先発1番手の力があることをショウヘイは示しました。体に問題がないことで、二刀流の才能を我々は目撃できているのです」。

 現在、ロハス氏はマイナー球団を運営する立場となった。直接、選手を育成する立場ではないものの、「ショウヘイが成功したことで球界の至るところで二刀流選手を調査したり、獲得を検討するようになり始めたと思っています」という。最後に二刀流・大谷へ大きな期待を口にした。

「我々はショウヘイの本当の実力を目にし始めたばかりだと本気で思っています。これから成功を続け、どんどん自信が増えていくことを期待しています」

 8月2日(同3日)から米テキサス州アーリントンで行われるレンジャーズ-エンゼルス戦の視察も検討しているという。今もロハス氏は熱い視線を注いでいる。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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