侍ジャパン、金メダルへの3通りの道のり 超変則トーナメントで頂点に辿り着くには?

侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:荒川祐史】

2日にアメリカと準々決勝を戦う侍ジャパン

 東京五輪で悲願の金メダルを目指す野球日本代表「侍ジャパン」は2日、準々決勝でアメリカ代表と対戦する。ドミニカ共和国、メキシコを連破し、グループAを2連勝で通過した侍ジャパン。ここから頂点へ向けた戦いが本格化する。

 侍ジャパンが臨むノックアウトステージは超変則的なトーナメントとなっている。敗者復活システムが用いられており、侍ジャパンは仮に準決勝までに一度、敗戦したとしても、その段階で金メダルの可能性が潰えることはない。

 では、侍ジャパンが金メダルに辿り着くために考えられる3つの道のりを見ていこう。その1つ目は当然、負けなしで頂点まで駆け上がること。2日のアメリカ戦に勝って準決勝へ進み、そこも勝ち、決勝へ。グループリーグから怒涛の5連勝で一気に勝ち上がることが、目指すべきところで、理想の金メダルの形だ。

 準々決勝で敗れた場合は敗者復活トーナメントにまわることになる。まず敗者復活1回戦を勝ち上がったチームと対戦し、これに勝つと、今度は準決勝の敗戦チームと対戦。ここを勝ち上がると決勝に進める。準決勝で敗れた場合も敗者復活戦へ。敗者復活トーナメントを勝ち上がってきたチームと決勝進出をかけて戦い、勝てば、準決勝で敗れた相手へのリベンジの機会を得られる。

 負けが許されないのは金メダルをかけた決勝戦のみ。そこまでは1度負けても、金メダルの可能性は残される。超変則的な野球競技の決勝トーナメント。侍ジャパンは最後の最後に頂点に立てるだろうか。

【最新版】1回負けても金メダル獲得は可能… 東京五輪の複雑怪奇は決勝トーナメント表

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