侍ジャパンに劇的勝利もたらした甲斐拓也 試合後の言葉に滲んだ「功は人に譲れ」の教え

「栗林がゼロに抑えたことが勝ちに繋がった」

「栗林がああいった結果で、ゼロに抑えたことが勝ちに繋がったと思います。栗林が初球から自分のボールを投げてきてくれて、いい球を投げた結果だと思います。本当にナイスピッチングだなと思います。全員が最後まで諦めずに戦った結果だと思います」

 すぐに延長10回の米国の攻撃を完璧に封じ込めた栗林の投球に称賛の言葉を送ったのだ。

 甲斐には常に大事にしている言葉がある。「功は人に譲れ」――。尊敬してやまない亡き野村克也氏から授かった言葉だ。捕手はあくまで投手を支える黒子で表に出る存在ではない。勝てば投手のおかげ、打たれたら捕手のせい、捕手とはそういう存在であるべき。自らを「月見草」と称した野村氏から教わった捕手としての心得。これが表れた言葉に映った。

「まだ3試合終わっただけで、まだ試合はあるので。金メダルを取るためにやっているので、毎日が切り替えだと思います。今日は今日で切り替えてやっていきたい」と、最後までその表情を崩さなかった甲斐。侍ジャパンの正捕手として、金メダルを手にするまで、気を緩めることはない。

(Full-Count編集部)

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