五輪初出場、初球でバントを決めた侍J栗原 元コーチが「勝ったな」と確信した瞬間

「五輪初出場でバントって、気持ち悪くなるくらいの精神状態だったと思います」

 飯田氏は、ただでさえプレッシャーのかかる五輪初出場、さらには初打席でサヨナラ機という場面で、初球でバントを決めた栗原を称賛。「五輪初出場でバントって、気持ち悪くなるくらいの精神状態だったと思います。そこを1球で決められた。あれで『勝ったな』と思いましたね」と、あのバントで勝利を確信したという。

 決めて当然と思われがちなバントだが、選手たちには計り知れないプレッシャーがかかる。多くの国民が注目する国際舞台、五輪と言う舞台であれば尚更だ。「決めて当然と思われている中で、ましてや五輪という多くの国民が見てる中で、プレッシャーは相当だったと思います。しかも、ピンチバンターでしょう。でも、固くなっていた感じはあまりしなかった。それを150キロぐらいの球をポンっと1球で決めちゃうんだから、凄いヤツですよ」。飯田氏はソフトバンクコーチ時代の教え子の活躍に目を細めた。

「監督に『打っていいですか』と聞きに行ったことが大きかった」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY