「ヤマダにまたやられた…」 プレミア12に続く日韓戦敗北で韓国メディアは悲嘆

決勝の適時二塁打を放った侍ジャパン・山田哲人【写真:Getty Images】
決勝の適時二塁打を放った侍ジャパン・山田哲人【写真:Getty Images】

山田哲人は2019年のプレミア12でも韓国戦で逆転3ラン

■日本 5ー2 韓国(4日・準決勝・横浜)

 4日に横浜スタジアムで行われた東京五輪野球競技の準決勝は、日本が5-2で勝利し、決勝進出を決め、1996年のアトランタ五輪以来となる銀メダル以上を確定させた。韓国側はプロが参加するようになったシドニー大会以降、五輪での日韓戦は初黒星となり、韓国メディアは「ヤマダにまたやられた…」と悲嘆に暮れた。

 韓国側から見れば、プロが参加するようになったシドニー大会以降、五輪での日韓戦は4戦無敗で来ており、今回が初の黒星となった。5日に行われる米国との敗者復活戦に進むことになった。

 京郷新聞は因縁の対決での敗戦を「野球代表チーム8回の悲劇 ヤマダにまたやられた」と題して伝えている。手堅く走者を進める「スモールボール」を徹底する日本チームにあって、1犠打と決勝打を含む2本の長打を放った山田哲人内野手(ヤクルト)が決定的な働きをしているとした。山田は、2019年のプレミア12大会の決勝で、韓国のヤン・ヒョンジョン(現レンジャーズ傘下)から逆転3ラン本塁打を放っている。

 記事は「日本は、各チームの中心打者で打線を組んでいるにも関わらず、機会が来れば必ずバントを使った」と指摘。山田は3回無死一、二塁で送りバントを一発で決めて好機を広げ、坂本勇人内野手(巨人)の中犠飛による先制点を生みだした。その一方で5回には先頭で二塁打を放ち、吉田正尚外野手(オリックス)の中前適時打で生還。そして同点の8回には、二死満塁から左翼フェンスを直撃する走者一掃の適時二塁打を放った。

 8回、山田の決勝打に繋がる、勝負のアヤがあった。1死一塁から近藤健介外野手の打球は一塁ゴロ。併殺をとることができなかった。同紙はこの場面について「一塁カバーミスでピンチを迎えた。(投手の)コ・ウソクが余裕があったにも関わらず、左足でベースを踏めなかった」と、守備のミスが痛かったと位置付けている。

(Full-Count編集部)

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