韓国代表には「イ・スンヨプ」がいなかった… 金メダル逃し偉大な打者に再注目

準決勝で敗れた韓国代表、韓国メディアは4番打者の不振を指摘した【写真:Getty Images】
準決勝で敗れた韓国代表、韓国メディアは4番打者の不振を指摘した【写真:Getty Images】

日韓通算626発の大砲、松坂や岩瀬に痛恨の一打を浴びせた姿が思い出される

 5日の東京五輪準決勝で米国に敗れ、2008年の北京大会に続く連続金メダルを逃した韓国代表は、4番打者に人を得なかったのが敗因の一つとして挙げられている。ここで比較対象とされているのが、ロッテ、巨人、オリックスのNPB3球団でプレーした大砲イ・スンヨプ内野手だ。韓国メディア「OSEN」が「彼がどれほど偉大だったか 韓国には解決師イ・スンヨプがいなかった」と題して伝えている。

「2008年北京五輪での9戦全勝、金メダルという神話を引き継げなかった」から始まる記事は「今大会を前に、韓国は歴代最弱という評価を受けていた。それでも五輪の舞台に立てば違うのではという期待もあった。しかし、金メダル競争相手と目された米国と日本の壁は超えられなかった。冷酷な現実だ」と、3位決定戦に回ったチームの力不足を受け止めている。

 その最大の理由として挙げているのが、4番打者の不振だ。韓国KBOリーグで打撃成績上位に並ぶカン・ベクホ内野手(KT)とヤン・ウィジ捕手(NC)を起用、アメリカとの準決勝では今大会好調のキム・ヒョンス外野手(LG)を使ったものの、合計で22打数1安打、打率.045に終わっている。記事も「特にヤン・ウィジは日本戦で4番打者の重責を担ったが、二度の好機に凡退するなど4連続三振を食らった。米国との準決勝でも沈黙する姿は同じだった」と厳しい指摘があった。

 ここで比較されるのがイ・スンヨプだ。2000年のシドニー五輪、3位決定戦の8回に松坂大輔投手(西武)から決勝の2点二塁打を放った。そして北京五輪では準決勝のやはり8回、岩瀬仁紀投手(中日)から決勝の右越え2ランを放っている。それまで打率1割台の不振にあえいでいたのが、ここという場面で勝負強さを発揮した。

 記事は「韓国は今、連敗を食らい、イ・スンヨプの存在がどれだけ大きかったかを実感している。今の韓国にはイ・スンヨプがいない。痛恨の現実だ」と結ばれている。

(Full-Count編集部)

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