鷹・三笠GM「家族の事情を考えると…」 助っ人レイの退団について説明

ソフトバンクのコリン・レイ【写真:藤浦一都】
ソフトバンクのコリン・レイ【写真:藤浦一都】

米国に一時帰国中に夫人が出産、早産児だったため家族のそばにいることを希望

 ソフトバンクの三笠杉彦取締役GMが8日、オンライン会見を行い、コリン・レイ投手の退団について説明した。「家族の事情を考えると日本に戻ることはできない、と申し出があった」とやむを得ない事情だったことを明らかにした。

 2011年のドラフト12巡目でパドレスに指名されたレイ。2015年にメジャーデビューを果たすと、マーリンズ、カブスなどでメジャー通算35試合に登板して8勝をマークした。今季からソフトバンクに加入し、前半戦で6試合に先発して3勝1敗、防御率2.03の好成績を残した。後半戦もローテの柱の1人として期待されていた。

 だが、新型コロナウイルスの感染拡大による新規入国制限により、家族が来日できず。前半戦終了後に米国に一時帰国していたが、子供が早産児で誕生した。そのため、家族のそばにいることを本人が強く希望。話し合いの上で退団することになり、三笠GMは「本人及び代理人と協議をしていたが、家族の状況を考えると日本に戻ることはできないということだった」と語った。

 レイは球団を通じて「これまで福岡ソフトバンクホークスでプレーした日々は私にとって、とても楽しいものでしたが、先日誕生した我々の赤ちゃんが早産児で誕生したため、しばらくは家族のそばから離れることができない状況になりました。もし今後またホークスでプレーする機会があれば、喜んでまたみんなと一緒にプレーしたいと思います。これまでお世話になったホークス球団の皆さんの協力に心から感謝します」とコメントしていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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